治療内容

施術方法

 鍼、灸、びわ灸、小児はり、耳ツボ療法        

鍼灸治療は、患者さん一人ひとりに合わせた、オーダーメイドの治療法です。

〈体質改善の鍼灸治療〉

 治療例として、免疫力アップ、花粉症、鼻づまり、アトピー性皮膚炎、喘息、めまい、不眠、うつ、胃弱、過敏性腸症候群、冷え症、不妊症、生理不順などがあります。

体質改善は、長野潔先生の治療法(長野式鍼灸)と五臓の調整で行っています。長野式では疾病の背景には扁桃と?血(おけつ)の問題があるとしています。外界との最初の関門である扁桃には本人の自覚がなくても慢性的な炎症があり、これが扁桃から遠く離れた心臓、腎、関節、皮膚などに二次的に疾患を引き起こすという考えです。昔から言われている、「風邪は万病のもと」に通じるものがあります。患者さまの脈状や首や手のツボの圧痛から扁桃の所見をとり、扁桃を強くするための治療を行います。これは免疫力のアップにもつながります。脈診

 ?血は体の中で滞ってしまった血液という意味で、これも様々な疾病のバックボーンとなります。特におなかの?血を重視しています。おなかの手術(盲腸・胃・子宮・卵巣など)を受けると腹膜に癒着が起こり血流の不全の状態が続き、?血の原因となります。?血があるとおなかが硬くなったり、おへその周りで圧痛が感じられます。?血を治療するツボ(手と足)に鍼灸をしますと治療前に比べておなかが柔らかくなり、圧痛が減ります。

また脈診やツボの状態から患者さまの五臓(肝・心・脾・肺・腎)の気の過不足を診て、足りない気は補い、邪気の多いものは取り去る治療でからだ全体を整えていきます。


〈痛み・こりの鍼灸治療〉

 治療例として、腰痛、神経痛、膝の痛み、手や足のしびれ、首の痛み、ムチウチ、肩こり、五十肩、背中の痛み、腱鞘炎、バネ指、顔面神経麻痺、パーキンソン病などがあります。

腰痛の鍼灸治療

 腰痛の原因・症状は様々です。発症のしかたもギックリ腰のような急性腰痛から、長年の慢性腰痛まであります。
 鍼灸では「体を動かすと痛い腰痛」が治療適用となります。安静時や楽な姿勢でも痛みが続く場合は念のため内臓からの痛みを考えて検査をお勧めしています。
 あなたの痛みはどうような動きで強く感じられるでしょうか?
 「体を前にかがむ時やひねった時がつらい」場合は脊柱起立筋や腰方形筋といった腰の筋肉の硬さが原因となっています。この硬結部に鍼治療をしますと筋肉がほぐれてきます。特に腰方形筋は腰のやや深めの筋肉なのですが鍼は直接作用させることができます。
 また、「お中を前に突き出すように、腰を後ろに反らせたときがつらい」場合は、腰の骨同士が作っている椎間関節に原因があることがあります。この治療ポイントも深めの位置ですが鍼なら直接作用します。足への痛みやしびれを伴う場合は、坐骨神経の症状ですので鍼治療と、かかとへのお灸が効果的です。当院では、必要に応じて筑波大式の低周波鍼通電療法(パルス療法)を行っています。

肩こりの鍼灸治療

 肩こりは国民病とも言えるポピュラーなもので、肩こりを感じない人のほうが少ないでしょう。肩から首の後ろは、富士山のような形をした僧帽筋という筋肉でつながっているため、首と肩の症状は連動していることが多いです。長時間にわたって前かがみの姿勢でいると重い頭を支えている僧帽筋への負担が強くなり肩こり・肩の痛みを引き起こします。
 鍼治療は、筋肉の硬結部にやわらかな刺激をすることで肩こりをほぐします。首は、頭へ行き来する血液の通り道のため硬くなると、うっ血を起こしやすくなり、頭重感が出たり血圧が高くなりやすくなります。頭への血行が良くなると、頭痛、眼精疲労、高血圧、不眠の改善にも役立つのです。

〈びわ灸〉

ビワ灸

遠赤外線の温灸器にびわの葉エキスを入れて患部を加湿する治療です。体の芯から心地よくあたたまります。        
びわの葉温灸器の治療    

〈小児はり〉

小児針(軽くこするのみ)接触鍼

6ヶ月位から小学校低学年までのお子様には刺さない治療(接触鍼)を行います。        
小児針の治療。軽くこすります。    
  

〈耳ツボ〉

耳つぼ

ダイエットを目的として食欲を抑える耳のツボに金粒を貼ります。週に1回の貼りかえで5回を1クールとします。サプリメントの販売はしておりません。食欲を抑えるツボに金粒を貼ります。

初めての方には、特に細いはり(髪の毛程度)を使用し、本数も数本程度ですのでご安心ください。
当院は「痛くない」「怖くない」「心地よい!」治療を心がけております。